火星探査機「オポチュニティ」、遠隔操作でフラッシュメモリを初期化


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オポチュニティはアメリカ航空宇宙局 (NASA) の火星探査車2号(1号はスピリット)。
2台の探査機スピリットとオポチュニティは2004年火星のメリディアニ平原に着陸しました。

スピリットは2011年に正式にスピリットのミッション終了が宣言されましたが、オポチュニティは当初想定されていた耐用期間の10倍以上過ぎたた今でも火星の地質学的な分析を行っているそうです。

そんなオポチュニティですが内臓されているフラッシュメモリを一旦初期化する事になりました。

cc20140908-01-02※オポチュニティが2014年8月10に撮影した映像

フラッシュメモリは電源がオフになってもデータを保持するタイプのメモリで、長期間の使用から起こる劣化したメモリの不良セクタ部分が原因でシステムのリセットが必要になり、その改善策としてフラッシュメモリの初期化プロジェクトを開始。

NASAの火星探査ローバープロジェクトのプロジェクトマネージャのコメントによると「重要なシーケンスおよびフライトソフトウェアはローバー内の不揮発性メモリの他の部分に格納されておりフラッシュの再フォーマットは危険性の低い作業。」との事。
また、初期化前にこのフラッシュメモリに残っている全ての有用データを地球にダウンロードする予定。

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※火星からみた地球
ローバの第529火星日(地球時間2014年1月31日)
地球と火星の間の距離は、約9900万マイル(1.6億キロ)

火星探査にオポチュニティが打ち上げられた時、当初のミッション予定は3ヶ月で計画されたものでした。
予定を大幅に超える活動を続け、そしてNASAの2030年火星Exploration Rover Projectにおける重要な役割を果たしているオポチュニティ。みんなの希望を乗せていつまでも活躍を続けて頂きたいですね。

Souce:NASA Jet Propulsion Laboratory

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